(株)東急コミュニティーはこのほど、同社のマンション居住者向け専用問い合わせ窓口「カスタマーセンター」が、「2016CRMベストプラクティス賞」を受賞したと発表した。
同賞は、CRMのあるべき真の姿を研究・追及し、推進していくオープンでノンプロフィットの会員組織である(一社)CRM協議会が主催する賞。顧客中心主義経営の実現を目指して、戦略・組織・オペレーションの観点から顧客との関係を構築して、成果を挙げている企業や団体等の組織を表彰するもので、今年度は14組が受賞した。
「カスタマーセンター」は、2016年5月に東急コミュニティーが管理受託するマンションの居住者からの問い合せを受ける専門窓口として設立したもの。 これまで20ヵ所の営業拠点で対応していた窓口を順次統合し、専任のオペレータが対応する専門窓口として統合を完了。また、問い合せ対応時間も拡大、サービスレベルも向上させた。
さらに、これまで管理会社として蓄積したきた共用部分の不具合による警報や修繕履歴などの建物管理情報および入居者からの専有部分に関する情報を一元化。マンションに係わる情報を総合的に把握できる仕組みを構築した。
同社は、「建物」だけでなく「暮らし」にかかわるサービス会社へのシフトを進めており、こうした点が評価されて授賞に至った。