（株）フィル・カンパニーは18日、（株）東京証券取引所マザーズに上場した。
同社は、1階を駐車場、2階以上を店舗とする「空中店舗フィル・パーク」の企画・設計・建築を行なっている。
同日付で発表した、2016年11月期第3四半期決算（15年12月1日～16年8月31日）は、連結売上高13億500万円、営業利益2億円、経常利益2億1,300万円、当期純利益1億5,800万円。空中店舗フィル・パーク事業では、訪日外国人の増加によるインバウンド需要が拡がる中、1月竣工の「フィル・パーク神楽坂」（東京都新宿区）にホステル業態をテナントとして誘致。2月竣工の「フィル・パーク雑色」（東京都大田区）、「フィル・パーク石川台」（同）には、小規模保育園を誘致した。新規竣工プロジェクト数は17件、累計プロジェクト数は90件（建設中のプロジェクト含む）に達している。
今後は、空中店舗フィル・パークのシェア拡大に注力するとともに、関連サービス創出による付加価値の向上等で新たな顧客層を増やし、認知度と信用度アップを目指す。
通期では、連結売上高16億5,000万円、営業利益2億円、経常利益2億2,000万円、当期純利益1億7,000万円を見込む。