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神奈川の「二宮団地」をリノベ。オープンルームを開催/神奈川県住宅供給公社

リノベーション後の室内

 神奈川県住宅供給公社はこのほど、「二宮団地」(神奈川県中郡、総戸数580戸)において地域と連携して進めてきた二宮団地再編プロジェクトの一環である同団地のリノベーションが完成したと発表。10日より入居受付およびモデルルーム見学会を開始する。
 
 同団地は、JR東海道線「二宮」駅下車、バス6分徒歩1分。建物は鉄筋コンクリート造地上4・5階建ての18棟からなる。1966~70年に竣工した郊外型のニュータウン。近年、建物の老朽化、少子高齢化の影響で、空室が目立つようになってきた。
 そこで、同公社は地域や行政とともに「地域再生協議会」を結成。まちのイメージを“さとやまタウン”“里山団地”として捉え、地域の人々と一体となって“二宮スタイル”としての、新たなまちづくり、魅力づくりを推進してきた。

 同公社では、住宅を単なる住むための器としてではなく、団地の内外に共同農園、コミュナルダイニングなどの整備に取り組んでいる。
 
 今回のリノベーションでは、地域企業との連携により、地域産材を活用したフローリング材などの商品開発を行ない、里山のイメージを強く意識した仕様としたほか、従来からの課題であった洗濯機置き場の設置や3点給湯の導入といった設備面の改修を実施し、新たに7プランを追加した。6住戸を改装し、モデルルームとして公開する。

 専有面積は35.74~37.30平方メートル。月額家賃は2万9,900~4万9,000円。月額共益費は4,000円。
 
 オープンルームは10・11日の11~15時に開催する。


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