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米国子会社を設立。初の海外投資で、オフィスビル2棟取得/森トラスト

今回取得した物件。右が「10St.James Avenue」、左が「75 Arlington Street」

 森トラスト(株)は8日、同社の米国子会社である森アメリカ社(MORI America LLC)を設立。同社初の海外投資案件としてオフィスビルの取得を発表した。

 2016年6月に発表した同社の中長期ビジョン「Advance2027」の一環。総額8,000億円規模の投資を想定し、海外における新たな商機獲得と世界的な経済変動の中でも安定した資産ポートフォリオの構築を目指し、英国における海外投資事業を本格的に推進するのが目的。

 今回取得したのは米国マサチューセッツ州ボストン市のオフィス立地として人気が高いバックベイ地区に立地するオフィスビル「10St.James Avenue」と「75 Arlington Street」の2棟。

 「10St.James Avenue」は地上19階地下4階建て。賃貸可能面積約5万2,564平方メートル。竣工は2000年。「75 Arlington Street」は、地上10階地下1階建て。賃貸可能面積約2万60平方メートル。竣工は1913年(09~13年リノベーション)。
 いずれも取得は17年1月5日を予定する。

 同社は今後、北米での不動産投資を推進し、海外投資総額を全体で1,000億円から2,000億円規模まで拡大する方針。


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