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野村不動産など参画。「南小岩六丁目地区市街地再開発組合」の設立を認可/東京都

建築物の完成イメージパース

 東京都は14日、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき「南小岩六丁目地区市街地再開発組合」の設立を認可した。

 今回の組合設立認可により、土地の高度利用の促進および都市計画道路等の基盤を整備。小岩のまちの玄関口にふさわしい、にぎわいの景観形成を図るため、商業、業務および住宅等の機能を複合的に誘導し、回遊性の高い活気あふれる複合市街地の形成を目指す。 

 事業名称は、「東京都市計画 南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業」で、JR総武線「小岩」駅徒歩1分に位置。約1.3haの敷地内をI街区(延床面積約7,240平方メートル、鉄骨造地上10階建ての商業施設)、II街区(延床面積約2万7,770平方メートル、鉄筋コンクリート造・鉄骨造地下1階地上30階建ての住宅・商業からなる複合施設)およびIII街区(延床面積約5万2,040平方メートル、鉄筋コンクリート造・鉄骨造地下2階地上32階建ての住宅・商業・公共駐輪場からなる複合施設)に分割した施設計画とする。駅前という立地特性を生かした街区間の連続性に力を入れるとともに、地域に開かれた空間を整備していく。総事業費は約506億円。

 野村不動産(株)、清水建設(株)、(株)タカラレーベンが特定業務代行者に選出。野村不動産が参加組合員の幹事企業として、住宅保留床をタカラレーベンおよび清水建設と共同で取得し、商業保留床は野村不動産が単独で取得する。
 
 工事着手は2018年8月、建物竣工は24年11月の予定。


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