国立研究開発法人建築研究所はこのほど、建築研究資料「高齢者の地域活動参加のためのまちづくりの手引き」を作成、同研究所ホームページで公開した。
同研究所では、2014～15年度に重点的研究会開発課題として、「健康長寿に対応したまちづくりの計画・運営手法に関する研究」を行なってきた。急速な高齢化や社会保障費の増大により、50年には現役世代1人が高齢者1人を支える時代が訪れると言われており、生き生きとした暮らしや介護予防の観点から高齢者の社会参画を促す仕組みが求められていることを背景として、同手引きを作成した。
地域の安全・安心活動や地域活動団体へのグループインタビューや参加者個人へのインタビューを通じ、地域活動への参加が高齢者個人の健康にもたらす効果、高齢者の参加促進・定着のための工夫を盛り込んだ。