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受注棟数10%増へ。新宿に体験型シアタールーム/旭化成ホームズ

「THE VISION HEBEL HAUS」内部イメージ。さまざまな間取りやインテリアを体感できる
4方向(前・右・左・上)の壁・天井に臨場感のある360度映像を映し出す

 旭化成ホームズ(株)は、同社東京営業本部(東京都新宿区)内に、ショールームと体験型シアタールームを備えたスタジオ「HEBEL HAUS TOKYO PRIME SQUARE(ヘーベルハウス トーキョープライムスクエア)」を、21日にオープンする。

 同営業本部は2016年秋、顧客の利便性を考慮し東京・笹塚から新宿に移転。同じく笹塚にあった主にヘーベルハウスを契約した顧客の打ち合わせ施設であるインテリアや設備のショールーム「デザインスタジオ東京」も同営業本部内に移転していた。

 今回新たに、住宅取得検討初期段階のユーザーに家づくりをイメージし、購入意欲を高める施設として、体験型シアタールーム「THE VISION HEBEL HAUS (ザ・ビジョン ヘーベルハウス)」を導入した。4方向(前・右・左・上)の壁・天井に配した連続型大画面スクリーンに映し出す臨場感あふれる360度映像(水平方向)で、ヘーベルハウスの新商品や最新展示場など約20事例の住空間をバーチャル見学・体感できる。映像コンテンツは、収納テクニックムービー、ヘーベルハウスの技術紹介ムービー、ロングライフ住宅コンセプトムービーなども用意している。

 手の動きで操作できるキネクト(Kinect)技術により、ユーザーは、ソファに座ったまま手のひらを画面に向けて動かすことで、インタラクティブに操作が可能。こうした操作方法にすることで、専用ゴーグル装着によるVR映像と違い、見学者(家族)全員が同一体験でき、家族で楽しさを共感しながらコミュニケーションを図ってもらう。

 一方、「デザインスタジオ東京」は、ヘーベルハウスのインテリア・住宅設備・エクステリアなどの各種サンプルに、個別ブースを20室、カフェコーナーなどを備える。個室ブース内1室に最新のVRカメラも導入しており、「THE VISION HEBEL HAUS」内と同様、最新展示場事例をより高解像度で見ることもできる。

 12日に開催した見学会で挨拶した同社東京営業本部長の藤澤秀樹氏は、「東京エリアでは16年後半より順調に受注を伸ばしているが、展示場来場から検討開始までの期間、検討開始から購入決定までの期間が長期化している。そうしたお客さまをメインターゲットに、家づくりの楽しさ、入居後の家族の幸福感などをイメージしていただき、一歩を踏み出していただくために今回、新たに体験シアターを導入した」などと抱負を語った。

 同営業本部では、新施設の導入を機に、エリア内(東京都および山梨県)での販売目標を年間受注棟数の10%増、年間180棟増、「THE VISION HEBEL HAUS」の来場利用者目標を月50組に設定している。


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