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総合震災訓練で「グローバル対応」導入/森ビル

外国人対応の訓練実施の様子

 森ビル(株)は17日、「総合震災訓練」を実施。初めて、外国人来街者を対象とした「グローバル対応訓練」を取り入れた。

 同訓練は、同社が年間を通じて実施する各種訓練の中で最も大規模なもので、1995年に発生した阪神・淡路大震災以降、災害発生時の迅速な初動活動や街の安全確保を目的に、毎年実施している。震災対策要綱に基づき震度5強以上で自動的に立ち上がる震災対策本部の指示のもと、各社員が事前に支給されている震装備品を着用の上、自部門の震災行動マニュアルに沿って活動を展開。震災対策本部の設置や通信訓練、来街者の安否情報収集、各物件の被害状況確認など、震災対策組織に基づく各種活動の訓練を行なっている。

 今年は、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、アークヒルズをはじめとした各施設で一斉に実施。社員約1,300名が参加した。政府が掲げる2020年までに訪日外国人旅行者4,000万人突破という指針を踏まえ、六本木ヒルズ来街者誘導訓練の中で、待避スペースに外国人来街者対応多言語案内カウンター設置し、外国人社員を来街者と想定し、英語・中国語で対応する訓練を実施した。


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