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都市型コンパクトの新ブランド立ち上げ。北千住で初弾/総合地所

「ルネモア北千住」外観
1LDKのモデルルーム。価格を抑えるため、専有面積を33平方メートルとしたが、大型のウォークインクローゼットや水回りに余裕を持たせるなど使い勝手を向上させ、女性ユーザーに訴求する

 長谷工グループの総合地所(株)は、都市型コンパクトマンションの新ブランド「ルネモア」の第1弾「ルネモア北千住」(東京都足立区、総戸数57戸)を竣工した。

 女性シングル等のコンパクトマンションニーズの高まりに対応したもの。交通アクセスのよい都心部の好立地を厳選し、ファミリーマンション同等の設備機器とデザイン性を重視し、ワンルームマンションや賃貸マンションとの差別化を図る。専有面積を圧縮し価格を抑える一方、間取り等に工夫を凝らして使い勝手を向上させる。

 「ルネモア北千住」は、東京メトロ「北千住」駅徒歩5分に立地する、地上14階建てのマンション。駐車場などとして利用されていた土地を2014年に等価交換で取得。当初はファミリーマンションを計画していたが、北千住の繁華性や交通アクセスのいい立地がコンパクトマンション向きと判断し、企画を切り替えた。

 住戸は、全戸南向きのワイドスパン。1LDK~2LDK、専有面積33~58平方メートル。1LDKタイプでは、リビング・ダイニングや居室の南面に窓がある明るく開放的な空間を実現するワイドフロンテージ設計を導入。居室面積を抑えながらウォークインクローゼットを確保。シューズインクローゼット、食器洗い乾燥機、床暖房なども完備した。

 11月上旬に建物内モデルルームをオープン。これまで1期48戸中38戸を販売済み。販売価格は、2,600万円台~5,100万円台。最多価格帯2,900万円台。坪単価286万円。地元足立区を中心に、常磐線沿線から650件余の反響を集めており、購入者の7割がシングル中心の女性だという。


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