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渋谷・代々木上原の築15年戸建てをリノベ/リビタ

「西原の家」外観
杉板を張ったリビング。岡山県産の杉板を使用するなど、素材にこだわったという。照明は高級感を出すために、間接照明を採用
スタイリッシュな雰囲気のキッチン

 (株)リビタは20日、戸建てリノベーション事業「HOWS Renovation」(ハウス リノベーション)の「西原の家」(東京都渋谷区)を報道陣に公開した。昨年12月15日より、土地・建物の特色や設計者の異なる5物件を、順次公開している(関連ニュースはこちら)。

 「西原の家」は、小田急線・千代田線「代々木上原」駅徒歩9分に立地。都内でも有数の高級住宅地の高台にある。敷地面積110.57平方メートル、延床面積188.59平方メートル。築15年、木・鉄筋コンクリート造2階建ての住宅をリノベーションした。建築設計は納谷建築設計事務所。施工会社は(株)コムスタイル。

 同社が手掛ける物件は築30年程度のものが多い中、築15年と比較的築浅。既存の建物はほとんど変えずに、内装材と柱をいくつか追加するだけで、大きな間取り変更は行なわず、部屋ごとに個性を持たせて、居心地の良い空間を創出した。
 1階は一間続きを、雰囲気の違う2つの箱をつくり、キッチンはタイル張りでスタイリッシュに、リビングは壁に岡山県産の杉板を張り、温かみのある雰囲気に仕上げた。
 一方、寝室、洗面・バスルームがある2階は、あえてつくりこまず、シンプルなつくりに。コンセプトである「自分たちでつくる」部分を残すため、もともと洗濯置場などがあったスペースは、柱や梁をむき出しにしてフリースペースにしている。
 また、キッチンと階段でつながっている地下のビルトインガレージは、2台駐車も可能。広い空間で、ワークスペースもあるなど、趣味の部屋としても活用できるため、全面壁だった個室の一部をガラスに変更し、光の入る明るい雰囲気にした。

 販売価格は1億5,980万円(税込み)。現在は周辺地域から20組程度反響があるという。いずれも1億5,000万~2億円の価格帯で、新築・中古住宅問わず探している人が多いという。


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