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和歌山で病院一体型の複合ビル建設へ/旭化成不動産レジデンス

「和歌山都市計画友田町四丁目地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図

 旭化成不動産レジデンス(株)が特定事業参加者として参画する「和歌山都市計画友田町四丁目地区第一種市街地再開発事業」の概要が、25日に発表された。今夏より既存建物の解体工事に着手、2020年2月の竣工を予定する。

 JR「和歌山」駅近くの大通り沿いの街区約2,880平方メートルに、病院を中心とした商業・業務・住宅の複合施設を整備する。建物は鉄筋コンクリート造鉄骨造地上20階地下1階建て。延床面積は約2万4,550平方メートル。基礎免震構造や防災倉庫の設置など、安心・安全な建物を計画する。

 1~2階に食品スーパーやクリニックモール、3~6階に人工透析センターを併設した総合病院を誘致。7~20階は旭化成レジが取得し、一般向け分譲マンション(総戸数99戸)として売り出す。建物高さ78.6mは和歌山市街地の分譲マンションとしては最も高い建物となる。

 分譲マンションは、子育て世帯にも高齢者世帯にも暮らしやすい住まいを目指し、2LDK~4LDKのプランニングを予定。病院と一体の建物という利点を生かし、24時間健康相談や定期健康診断などといった住民サービスも検討していく。


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