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学生レジデンス開発に参入、住宅事業の領域拡大へ/東急不動産

学生レジデンス「長崎三丁目プロジェクト」完成予想図
女子学生会館「ブリックス」

 東急不動産(株)は31日、住宅事業領域の拡大を目的とした新規事業として「学生レジデンス開発事業」に参入することを決定した。

 女性の進学率向上、留学生の増加、大学院進学率の増加に伴う学生期間の長期化などを背景に、今後も底堅いニーズがあると判断。2016年11月にグループ会社となった(株)学生情報センターとともに、学生レジデンスの開発、物件買収、リノベーション、運営をグループ一体で行なっていく。

 現在、開発を進めている「長崎三丁目プロジェクト」(東京都豊島区、総戸数167戸)は、西武池袋線「椎名町」駅徒歩7分、「東長崎」駅徒歩6分に位置。敷地面積1,657.68平方メートル、延床面積3,153.17平方メートル、鉄筋コンクリート造地上5階地下1階建て。風呂・トイレ・洗面台が付いたマンションタイプの専有部と、食堂やラウンジ、屋上テラスなど充実した共用部からなる。竣工は18年1月の予定で、竣工後はグループ会社である(株)東急ハンズ、(株)東急スポーツオアシスなどと連携し、ソフトサービスの充実を図る。

 また、稼働中の女子学生会館「ブリックス」(東京都町田市、総戸数260戸)を取得。同物件は、JR横浜線・小田急線「町田」駅徒歩12分に位置。敷地面積3,173平方メートル、延床面積5,650平方メートル、鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建て。物件の競争力向上を図るため、共用ラウンジやキッチン等のリノベーションを実施する。運営は学生情報センターが行ない、新入生歓迎会や地域貢献性の高いイベントなどを開催していく。


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