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「FINOLAB」が大手町ビルに拡張移転/三菱地所

「金融の枠組みを超えて、さまざまな領域に広がっていってほしい」と語る湯浅執行役常務
ラボ内の会員ラウンジ

 三菱地所(株)は1日、(株)電通、(株)電通国際情報サービスと共同で、ITシステムを活用した金融サービス等を提案するフィンテック企業を対象としたサービスシェアオフィス「THE Fintech Center of Tokyo,
FINOLAB」(以下、FINOLAB)を拡張移転。オープニングイベントを開催した。
 
 2016年2月に東京銀行協会ビルに開設した「FINOLAB」は、スタートアップ35社(うち海外企業5社)、協賛企業3社が参画している。今回移転した大手町ビルでは、床面積を約2.4倍の650坪に拡大した。また、企業会員のプログラムを刷新し、Fintechを中心とした新規ビジネス創出のシステム構築の発展に向けたオープンイノベーションを加速していく考え。 

 新たに設けるプログラムの第1弾として、(株)みずほフィナンシャルグループがFINOLAB内にラボ施設を設置。みずほが今後提供する予定の、銀行以外の第三者が銀行システムと連携して、多様な金融サービスの創出を可能とする「Open Bank API」開発環境をベースに、新しいサービスの創出に取り組んでいく。

 同日開催されたオープニングイベントでは、三菱地所執行役常務の湯浅哲生氏が挨拶。「大手町ビルはまもなく60周年を迎えるが、このビルにフィンテックの最先端のラボができるということは、近未来を予感させるできごと。入居者同士の化学反応に期待している。また、グローバルな展開がビジネスの要素となっているが、同ラボでもシドニーをはじめ海外の4拠点との連携が決定している」と話した。


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