三菱地所レジデンス(株)と三菱地所コミュニティ(株)はこのほど、産学連携で開発が進められている千葉県習志野市の土地区画整理事業「奏の杜」エリアで三菱地所レジデンスが分譲したマンションの管理組合と、合同防災訓練を実施した。
エリア全体で互いに助け合う「共助」体制の構築が目的。「ザ・パークハウス津田沼奏の杜」(総戸数721戸)、「ザ・パークハウス津田沼奏の杜テラス」(総戸数62戸)、「ザ・レジデンス津田沼奏の折」(総戸数869戸)の3物件が対象。
訓練では、大地震が発生したことを想定し、3物件同時の安否確認および避難訓練を実施。各マンションオリジナルの防災ルールを定めた「防災訓練書」に従い安否確認フローを確認。近隣公園への避難の際には無線機を使い、必要となる情報収集・共有・発信について3物件で連携した。
そのほか、マンホールトイレの組み立て体験、バルコニーにある避難パーテーションの蹴破り体験、被災生活に役立つフィットネス体験、防災ゲームなどのプログラムを実施。参加者からは「隣のマンション防災の取り組み姿勢を知ることができた」「今回の訓練はマンションの垣根を越えて、コミュニティ形成にもつながった」といった声があがったという。