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「浅草」駅前に台東区内9棟目となるホテル着工/アパグループ

「アパホテル<浅草駅前>」完成予想図

 アパグループは9日、「アパホテル<浅草駅前>」(東京都台東区、総戸数306室)を着工した。完成は2018年8月予定。

 同物件は、都営浅草線「浅草」駅徒歩1分に立地する鉄骨造地上15階建てのホテル。江戸通りに面した建設地を土地オーナーから借り上げ、同社がホテルを建設・運営する。同社は、同ホテルを含め台東区内で9棟・2,028室のホテルを運営・建設中で、ホテル業界では棟数・客室数ともトップとなる。

 同社が、「新都市型ホテル」と呼称する標準仕様を導入。節水仕様のユニットバス、オリジナルベッド、50型以上の大型テレビ、LEDシーリングライト、無料Wi-Fiなどを全室に採用する。1階はレストラン。客室はツイン1室を除きダブルルームとする。

 同社は現在、23区内で41ホテル・8,827室を運営中で、24ホテル・7,644室を建設している。台東区エリアは、観光資源が豊富で国内外含め4,500万人の観光客が訪れることもあり重点エリアとしており、オリンピックイヤーの20年までに5ホテル・2,100室余を開業させる。

 同日会見した同グループ代表の元谷 外志雄氏は「現在稼働中のホテルの多くは、リーマンショック後の地価下落時に土地を取得し、建設費の安い時期に着工したもので高い収益性を維持できている。建設中のホテルも、ほぼすべてをオリンピックまでに完成させ、ホテル業界ダントツのナンバー1を目指す。オリンピック後のオーバーホテル問題もささやかれているが、ユーザー目線に立ったサービスで他社と差別化できている。いい立地であれば、まだまだ取得できる」と抱負を述べた。


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