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アメリカのオフィスで求められること、トップは「業務効率」/三井不動産他調査

 三井不動産(株)と三井デザインテック(株)は9日、「USオフィスワーカー調査2016」を発表した。

 アメリカ・シリコンバレーエリアを中心に、オフィスのあり方や働き方の把握を目的に意識調査を行なったもので、調査対象はサンフランシスコ、サンマテオ、サンタクララに勤務する18~59歳のオフィスワーカー。1,059件の回答を得た。

 オフィスにあるスペースについての問いでは、受付・会議室以外の設備が日本と比較して非常に高い割合で備えられていたという結果に。特に「集中作業コーナー」(91.3%)、「プレゼンルーム」(93.1%)などの業務効率関連のスペースや、「カフェテリア」(69.5%)、「運動のためのスペース」(55.1%)などは、日本の倍近い割合であることが分かった。

 オフィスに求められることについては、「業務効率向上」(37.0%)がトップで、「コミュニケーションの取りやすさ」(30.5%)、「集中して作業ができる」(11.8%)が続いた。

 業務スペースを共有しながら独立した仕事を行なうコワーキングスペースについて、「利用している」との回答が41.1%となり、日本の3.8%と比べて大きく差が開いた。


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