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共働き夫婦の夫、家事の実働は1割/大和ハウス

 大和ハウス工業(株)は12日、共働き夫婦の「家事」に関する意識調査結果を発表した。20~40歳代で同居の子供を持つ共働き夫婦を対象に、インターネット調査を実施。実査期間は4月15~16日。

 家庭での家事負担の割合を聞いたところ、妻の認識では「夫1割:妻9割」(37.3%)がトップ。妻の88.6%が「自分の家事負担が7割以上」と回答した。一方、夫の1位は「夫3割:妻7割」(27.0%)で、妻が思っているよりも「自分はやっている」と思う夫が多く、夫婦間で大きな意識の差がみられた。

 一般的にどこの家庭でもやっている家の仕事30項目について「家事と思うか」を聞いたところ、18項目で妻のほうが家事としての認識が高く、妻が日常的に頑張っているにもかかわらず、夫が家事だと認識していない「名もなき家事」の存在が明らかとなった。上位は、「トイレットペーパーがなくなった時に、買いに行く」(夫67.3%、妻83.0%)、「靴を磨く」(夫46.0%、妻57.7%)、「町内やマンションの会合に出席する」(夫46.7%、妻56.7%)。
 また、「名もなき家事」を誰が積極的に行なっているかについては、86.5%が「妻(自分)」と回答。「夫(自分)」は29.5%にとどまった。

 夫の家事への認識について、実行との落差が最も大きいのは「アイロン掛けをする」。86.3%の人が家事だと認識しているのに、実行している人はわずか30.3%だった。「食事の献立を考える」も84.3%の人が認識しているが、実行している人は36.7%と大きな落差が。逆に、「使った道具を、元の場所にきちんと片づける」は、54.0%しか認識していないのに、90.7%が実行していた。


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