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首都圏の居住用賃貸、14ヵ月連続成約減

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2017年4月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約数は1万9,461件(前年同月比5.9%減)となり、14ヵ月連続の減少。地域別では、東京23区8,418件(同4.4%減)、東京都下1,841件(同1.4%増)、神奈川県5,124件(同6.6%減)、埼玉県2,057件(同18.2%減)、千葉県2,021件(同1.7%減)。

 新築・中古別成約数を前年同月比で比較すると、新築のマンションは14.2%減で2ヵ月連続の減少、アパートは0.5%増で2ヵ月連続増加。中古では、マンションが6.0%減で12ヵ月連続の減少、アパートは3.9%減と再び減少となった。

 面積帯別成約数は、マンション・アパート共に全面積帯で減少。地域別にみると、マンションは神奈川県で30~50平方メートル未満を除いて増加。アパートでは東京都下の全面積帯で増加した。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万6,900円(同0.5%低下)で2ヵ月連続のマイナス。アパートは6万2,700円(同2.0%上昇)と、4ヵ月連続で上昇している。09年1~12月の各月を100とした賃料指数の首都圏平均は、マンションが88.2(前月比1.4ポイント低下)、アパートは98.6(同1.0ポイント上昇)。

 1平方メートル当たりの平均賃料は、マンションが2,599円(前年同月比7円上昇)、アパートは2,207円(同1.7%上昇)となった。賃料指数はマンションが92.2(前月比0.6ポイント上昇)、アパートは92.7(同0.6ポイント上昇)。


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