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新理事長に東急リバブル社長・榊氏/FRK

「既存住宅の市場規模8兆円を目指し、
会員相互での結束を固め全力で取り組んでいく」
と述べた榊新理事長

 (一社)不動産流通経営協会(FRK)は1日、ホテルオークラ東京(東京都港区)で第48回定時総会を開催。任期満了に伴う役員の選任、ならびに2016年度事業報告を行なった。

 新理事長には、東急リバブル(株)代表取締役社長の榊 真二氏が就任。前理事長の田中俊和氏(住友不動産販売(株)代表取締役社長)は副理事長に。新任の副理事長として、三井不動産リアルティ(株)代表取締役社長の山代裕彦氏、三菱地所リアルエステートサービス(株)取締役社長の田島 穣氏が選任された。17年3月末現在の会員数は272社。

 総会後の懇親会で就任の挨拶に立った榊氏は、「昨年度は、既存マンション流通量が新築マンション供給量を上回るという局面があり、新築住宅市場と既存住宅市場が車の両輪として市場を活性化していく状況が生まれている」と市場を取り巻く環境について述べ、「25年までに既存住宅流通の市場規模を8兆円に倍増させる等の目標に向け、会員相互での結束を固めるとともに業界団体とも力を合わせ、不動産流通市場の発展に全力で取り組んでいく」と抱負を語った。

 17年度の事業計画では、不動産流通市場に関する施策の検討・実施にあたり、既存住宅の実情を踏まえた意見具申と情報発信を行なっていくとともに、高度な仲介サービスを消費者に提供できるよう、宅建士ほか営業従事者向けの研修を実施。IT化の進展への対応、消費者への啓発活動等にも注力していくとした。


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