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老朽化した専門学校を賃貸マンションに再生

取得した築36年の専門学校

 ミサワホーム(株)は21日、築36年の専門学校(東京都千代田区)を取得、賃貸マンションに用途変更する工事に着工したと発表した。リファイニング建築を提唱する(株)青木茂建築工房とのコラボレーション第2弾。

 リファイニング建築は、内外装や設備類間取りなどの変更のみならず、建物自体の耐震性や耐用年数を大幅に向上させ長寿命化を図る手法。確認済証や検査済証を取得することから、新築と同様の信頼性が担保される。

 今回取得した物件は、敷地面積467.07平方メートル、延床面積891.25平方メートル、鉄筋コンクリート造地上4階建て。老朽化した専門学校の校舎および土地を同社が取得し、青木茂建築工房が設計・監理を行ない、単身者や共働き世帯を対象とした賃貸マンションに用途変更する。1LDK13戸、1R3戸といった複数のプランを組み合わせることで効率良い住戸割りを実現する。高い階高を生かし、3.1mの高天井やロフト付きプランも設定する。

 また、エントランスや内階段、エレベーターを新設するほか、新しく非難経路の確保が必要となったことから1階の一部を減築、全住戸にバルコニーを設置するため一部増築するなど共同住宅に確保も行なう。

 なお、1981年6月施行の新耐震基準に合致していないため、現行の耐震基準に合わせた改修を行ない、第三者機関より耐震改修計画評定を取得する。

 2018年2月に完成予定。

リファイニング完成後のイメージ


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