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谷中に築60年の木造戸建をリノベしたカフェ

カフェ「TAYORI」店内

 東京都台東区の谷中に、木造古民家を複合施設にリノベーションした「HATSUNE-AN(初音庵)」が完成。1階のカフェ「TAYORI」が29日にオープンする。

 谷中銀座商店街から1本路地を入ったところに位置。敷地面積144.35平方メートル、延床面積113.80平方メートル。築60年の木造一戸建て住宅を、従前所有者から合同会社KSマネージメント(代表社員:菅 完治氏)が取得(底地は菅氏の個人所有)。どのように活用を進めるかを模索して実現させた。

「元の所有者が大工の方で、建物は非常に趣があった。この雰囲気を生かした、谷中らしい建物として再生したい」(菅氏)との思いから、建物をリノベーションして活用することで、まちの姿を維持していこうと決定、取り組みを進めた。

 1階はカフェ「TAYORI」として、弁当や総菜、スコーンなどの洋菓子を提供する。運営は、谷中で築60年のアパートを改修した文化複合施設「HAGISO」および「HAGI CAFÉ」を運営する(株)HAGI STUDIO(東京都台東区、代表取締役:宮崎晃吉氏)。その他物販と事務所のテナントも入居、一部は住居としても利用していく。

 菅氏は、「思った以上に谷中らしい雰囲気を残せて、大変嬉しい」とコメントしている。

カフェでは弁当や総菜、スコーンなどの洋菓子を提供
築60年の木造一戸建てを再生した「HATSUNE-AN(初音庵)」


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