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近鉄不、ベトナムで分譲住宅開発に参画

TMCPプロジェクト全体イメージパース
(囲み部分が本プロジェクト物件)

 近鉄不動産(株)は10日、三菱商事(株)とベトナムの大手不動産ディベロッパーであるBitexco Group of Companies(以下、Bitexco社)が同国ハノイで進めている分譲住宅開発事業に参画すると発表。三菱商事が設立した事業用投資会社TMCP Investment Pte.Ltd.に対し、関電不動産(株)とともに出資することとした。海外での分譲住宅開発事業は初。

 「The Manor Central Park(TMCP)」プロジェクトは、ハノイ中心部から南西に約8kmのホアンマイ区の90haにわたる計画面積で、政府による一体整備が計画されている公園の面積100haを加えると、ハノイ最大の不動産事業となる。住宅、商業、オフィス、学校、スポーツ施設等の大規模複合開発事業で、分譲住宅開発では、低層棟約1,000戸、高層棟17棟・約7,700戸が計画されている。

 Bitexco社はこのうち、第1期計画となる低層棟240戸、高層棟2棟874戸を供給する。敷地面積は、低層棟2万1,109平方メートル、高層棟7,644平方メートル(2棟合計)。延床面積は、低層棟7万8,852平方メートル、高層棟6万843平方メートル(同)。

 着工は、低層棟8月、高層棟(1棟目)2018年3月。竣工は、低層棟18年10月、高層棟(同)21年10月の予定。同社は今後、ベトナムや近隣のASEAN諸国などの市場調査を進め、海外事業を本格展開していく考え。


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