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不動産の景気DI、再び下降/TDB

 (株)帝国データバンクは5日、2017年8月の「TDB景気動向調査」結果を発表した。調査対象は2万3,621社、有効回答数は1万265社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は47.7(前月比0.1ポイント上昇)。長雨の影響があったものの3ヵ月連続で改善し、14年4月の消費税率引き上げ後の最高を更新した。今後の国内景気は、堅調な外需に加え、個人消費および設備投資の拡大が期待でき、回復傾向が続く見込みとしている。

 業界別では、「小売」「サービス」「卸売」など7業界が改善。「農・林・水産」など3業界が悪化した。

 「不動産」のDIは49.3(同0.3ポイント下降)。「収益用不動産への買い需要は高い」といったコメントが寄せられたものの、「購入希望者の希望価格とのかい離が大きくなり、取引件数が減っている」など不安の声もあった。
 「建設」のDIは50.7(同0.3ポイント上昇)。「新築でも改修でも受注が好調」「企業の設備投資意欲が旺盛になってきていると感じる」などのコメントが挙がった。


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