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阪大の全国最大規模の学生寮を整備/パナH

「大阪大学グローバルビレッジ施設整備運営事業」完成イメージ

 パナホーム(株)を代表企業とするコンソーシアムは、大阪府吹田市で展開する国際学生寮整備のPFI事業「大阪大学グローバルビレッジ施設整備運営事業」(大阪府吹田市)に本格着手する。

 今年5月、国立大学法人大阪大学から優先交渉権を獲得。特別目的会社PFI阪大グローバルビレッジ津雲台(株)を設立し、8月10日付で大阪大学と事業契約を締結した。

 大規模な職員住宅(400室)と併せて300室の国際学生寮を整備するほか、施設の集約化に伴って生み出される土地を活用した民間付帯施設も設置。異文化交流・地域交流等の教育ソフトを含めた、グローバル人材育成拠点としていく。国立大学における国際学生寮整備としては全国で最大規模となる。大学施設の敷地面積は1万3,253.58平方メートル、延床面積は2万3,411.34平方メートル。民間付帯施設の敷地面積は1万551.49平方メートル、延床面積は1万4,826.22平方メートル。賃貸住宅やサービス付き高齢者向け住宅、商業施設の開発を予定しており、医療施設、飲食店、教育事業等を誘致する予定。建物は全5棟(大学施設2棟、民間付帯施設3棟)で、鉄筋コンクリート造、最低階数が地下2階、最高階数が地上10階となる計画。竣工は全体で2020年9月を予定。

 なお、大学施設については、施設整備後、大阪大学に所有権を引き渡し、事業期間中(50年9月まで)に係る維持管理業務および運営業務を実施するBTO(Build Transfer Operate)方式を採用する。民間付帯施設は、大阪大学からPFI阪大グローバルビレッジ津雲台が敷地を借地借家法上の定期借地契約にて賃借し、パナホームが建物を整備・所有の上、事業を運営する。借地期間は50年間とし、借地期間終了後は更地返還する計画。

事業概念図


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