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都心5区ビル空室率、9ヵ月連続で低下

 三幸エステート(株)は9日、2017年10月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は1.58%(前月比0.25ポイント減)と9ヵ月連続で低下。築浅ビルを中心に、空室床解消が進んでおり、現空面積も8万7,306坪(同1万3,462坪減)と、08年4月以来初めて9万坪を下回った。既存ビルでの募集床不足から、大口需要は来年竣工予定の建築中ビルへと流れる現象が続いている。

 1坪当たりの募集賃料は2万7,403円(同129円増)と、小幅な動きながらも緩やかな上昇傾向が続いている。2万7,400円を上回るのは09年12月以降初めて。募集面積は26万9,605坪(同1万1,307坪減)となった。

 全国6大都市の空室率は、東京23区1.7%(同0.2ポイント減)、札幌市1.5%(同増減なし)、仙台市6.1%(同0.1ポイント増)、名古屋市3.9%(同増減なし)、大阪市2.3%(同0.2ポイント減)、福岡市1.5%(同0.1ポイント増)。


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