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賃貸、M販売とも好調/住友不18年3月期2Q

 住友不動産(株)は14日、2018年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(17年4月1日~9月30日)は、営業収益4,931億2,000万円(前年同期比5.0%増)、営業利益1,142億9,900万円(同17.2%増)、経常利益1,077億5,200万円(同22.7%増)、当期純利益740億1,000万円(同25.1%増)。売り上げ・利益とも過去最高を更新した。

 不動産賃貸事業は、既存ビルの賃料上昇に加え、前期竣工の「住友不動産六本木グランドタワー」(東京都港区)、「住友不動産麻布十番ビル」(東京都港区)等の通期稼働が業績に寄与。営業収益は1,739億5,200万円(同3.9%増)、営業利益は748億8,300万円(同14.5%増)となった。期末空室率は4.6%(同0.1ポイント増)。

 不動産販売事業については、大規模マンションの引き渡しが堅調に推移。マンション、戸建て、宅地の合計で3,770戸(同211戸増)を計上した。その結果、営業収益は2,047億4,700万円(同8.2%増)、営業利益は360億2,600万円(同19.6%増)と過去最高を更新。マンションの契約戸数も4,225戸(同984戸増)と、上半期として過去最高を更新した。通期計上予定戸数(5,700戸)に対する契約率は、約90%で推移している。

 不動産流通事業は、仲介件数が1万8,529件(同587戸増)。営業収益331億7,200万円(同7.9%増)、営業利益100億1,300万円(同22.3%増)を計上した。取扱高は6,047億1,800万円(同8.1%増)。

 通期では、営業収益9,500億円、営業利益2,030億円、経常利益1,850億円、当期純利益1,180億円を見込んでいる。


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