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ホームステージャー3,000名目指す

交流会には130名が参加

 (一社)日本ホームステージング協会は1日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で3回目となるホームステージャー交流会を開催、ホームステージャーや法人会員関係者など130名が参加した。

 交流会では、2017年1年間の活動報告と今後の活動が説明された。同協会が講座受講者に対して認定している「ホームステージャー」は、講座の開催数と開催場所を増やしたことで、2級認定者が1,759名(16年:668名)、1級87名(同:53名)と急増。法人会員も12社から20社へ増加した。認定講座は、東京・大阪に加え、名古屋、福岡、札幌などでも開催していく。

 また、ホームステージングに関するデータの蓄積を目的とした「ホームステージング実態調査(ホームステージング白書)」を初めて実施。18年も実施するとしたほか、年2回の会報発行、写真の撮り方やインテリアコーディネイトなどをテーマにしたセミナーの開催、大阪での交流会などを通じ、ホームステージングの認知度を向上させ、会員の業務を支援していく。

 交流会で挨拶した同協会代表理事の杉之原冨士子氏は「われわれは、17年を“ホームステージング元年”と位置付けたが、その通り1,000名を超えるホームステージャーを認定することができた。社会に求められるスキル、不動産実務に必要なスキルと認められた。海外からの受講要望もあった。ホームステージングは不動産賃貸や売買に役立つというだけではなく、住む人の暮らしの価値を上げるという効果も大きい。18年には累計2,500~3,000名のホームステージャーを輩出したい」と抱負を述べた。

 交流会では、「第2回ホームステージコンテスト」の最終選考結果の発表と表彰式も行なわれた。応募総数25点の中から、グランプリは(株)中央住宅の前田大樹氏が受賞した。

ホームステージングコンテスト受賞者。写真中央が、グランプリを受賞した前田大樹氏


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