上中島児童館(同下右)の外観
岩手県釜石市と新日鐵住金(株)、新日鉄興和不動産(株)は11日、同市内での子供向け施設整備事業の竣工式・開所式を挙行した。
同整備事業では、施設老朽化が課題となっていた上中島保育所(「上中島こども園」として改称)と「上中島児童館」、東日本大震災で被災し別の場所で仮運営していた「すくすく親子教室」の3施設を新日鐵住金の所有地を活用して集約移転。すべての建設工程を民間が担い、市の負担を軽減する「民設市買取型」のスキームで一体的に整備した。今後、釜石市が各施設を運営していく。
施設は土地面積5,417.90平方メートル。3施設の建物はいずれも鉄骨造平屋建て。延床面積は「上中島こども園」が983.93平方メートル、「すくすく親子教室」が264.70平方メートル、「上中島児童館」が336.00平方メートル。
なお、同事業が竣工したことで、3者が上中島地区で行なってきた復興事業が完了したことになる。