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花見川団地に「食」テーマのコミュニティ拠点

 (独)都市再生機構(UR機構)は24日より、花見川団地(千葉市花見川区)の商店街において、「食」と「つなぐ」をテーマにしたコミュニティ拠点を開設する。

 UR機構は、同団地を地域医療福祉拠点化の取組み団地と位置付け、地域課題の把握や意見交換を行なってきた。その一環として、団地高齢者を対象に実施したアンケートによると、「孤食」と「幸福度」、「友人と会う頻度」と「幸福度」に一定の相関関係が見られたことから、商店街振興組合と自治会と連携し、同拠点の開設が決まった。

 商店街の一区画にUR機構がキッチン付きシェアスペースを整備。1階をキッチン付きレンタルスペース、2階は多目的レンタルスペースとし、営利の飲食(1Dayキッチン)や物販、講座などを有料で展開。多様な食の提供を実施することで団地の活性化を促進する。同時に非営利の地域貢献活動としてコミュニティ食堂などを展開することで暮らしの安心感を提供していく。同スペースは商店街振興組合とURが管理する。

 URは、1Dayキッチンの使用料収入により、コミュニティ食堂の活動を維持。持続的な運営を目指す。


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