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既存M、成約価格指数が過去最高を更新

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は1日、同社ネットワークにおける2018年1月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格・成約価格のデータを公表した。

 新築戸建ての登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,523万円(前月比1.4%上昇)と再びプラス。前年同月比は2.6%上昇と、5ヵ月連続のプラスとなった。

 成約価格の首都圏平均は3,395万円(同1.1%下落)で2ヵ月連続のマイナスに。これは、成約の3割以上を占める神奈川県の価格下落等が要因。地域別では、東京23区が5,054万円(同3.1.%上昇)、東京都下3,648万円(同0.8%上昇)、神奈川県3,586万円(同2.8%下落)、埼玉県2,948万円(同0.2%上昇)、千葉県2,689万円(同3.8%下落)となった。

 09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が100.9(同1.4ポイント上昇)、成約物件は95.9(同1.1ポイント下落)。成約価格指数が最も高いのは23区で、109.3と5ヵ月連続の100超となっており、唯一登録物件を上回っている。

 既存マンションの登録価格は、1戸当たり2,715万円(同1.7%上昇)と2ヵ月連続のプラス。前年同月比では4.3%上昇し、6ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は、2,948万円(同0.8%上昇)と2ヵ月連続のプラスに。前年同月比では8.8%の上昇で22ヵ月連続のプラスとなった。地域別では、東京23区が3,553万円(同3.8%下落)、東京都下2,495万円(同7.6%下落)、神奈川県2,544万円(同10.9%上昇)、埼玉県2,148万円(同3.8%上昇)、千葉県1,722万円(同22.4%上昇)。

 1戸当たりの価格指数は、登録物件が127.2(同2.1ポイント上昇)。成約物件は148.0(同1.2ポイント上昇)と2ヵ月連続で過去最高を更新、23ヵ月連続で登録価格を上回った。


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