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新社屋への移転でグループ連携強化/東急不HD

「中経初年度は計画通り」と話す大隈社長

 東急不動産ホールディングス(株)は9日、ザ・キャピトル東急(東京都千代田区)でグループ記者懇親会を開催した。

 冒頭挨拶した同社代表取締役社長の大隈郁仁氏は、「米国での金利上昇や、円高株安など国内外の波乱の要素があるものの、業界全体にはフォローの風も吹き堅調なマーケットが続いている」と市場を分析。
 中期経営計画の進捗については、「初年度が来月終了するが、おおむね計画通りに進んでいる。ライフスタイル提案型のまちづくりは、渋谷再開発が順調に進捗。2019年3月に竣工する南平台プロジェクトには、本社やグループの拠点も移転する予定で、渋谷でのグループ連携を一層強める。循環型再投資領域の拡大の取り組みでは、2月にはグループ一体で手掛けた初の学生レジデンスが完成し、新しいメニューとして加えることができた。ストック活用の強化についても管理・仲介共に堅調に進んでいる。ESGも重要な経営課題としていたが、ESGに先進的なノルウェー中央銀行と共同で東京の商業施設への投資を開始した」と話した。
 また、17年10月に設立したコーポレートベンチャーキャピタル等についても触れ、「ベンチャー企業やスタートアップ企業との連携を進めている。変化の激しい時代に多様化するお客さまのニーズに対応していきたい」などと述べた。


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