不動産・住宅業界向けに教育研修を実施しているJRC（株）（東京都新宿区、代表取締役：斉子典夫氏）は20日、第103回「JRCキャリアスキルアップ講座」を開催した。
今回は「成功の扉はコミュニケーション力＆モチベーション力の強化にある」をテーマに、参加者間の密度の濃いコミュニケーションも促すため少人数限定制で実施。全国から不動産会社や建築会社、ハウスメーカーの営業職10名が集まった。
斉子氏は、「ユーザーから求められる営業マンはCSを徹底する」、「成功する道はセルフモチベーションの道」、「成功ロードは自分の心の中にある」等をテーマに研修を展開。「モチベーションとは、自分の目標に向けて達成するまで持続し続ける自らの心理的な原動力である」とし、モチベーションの持ち方や、それを持続するための前向きな行動や考え方について、理論と具体的な事例を交えて講義した。
続いて同社チーフインストラクターの加藤澄子氏が、「今の時代はコミュニケーションが最大のテーマである」というテーマで講演。「お客さまとの信頼関係を構築するためには“傾聴力と共感力”が重要であり、また、成功するためには既存の枠組みに捉われずあらゆる可能性を検討する“リフレーミング思考”を身に着けるべき」と話した。
それを受け参加者が2人1組となり、「入社して間もない部下から『営業の仕事が向いていない』と相談を受けたら」、「お客さまから『営業マンが一方的に話を進めるので嫌になってしまう』と相談を受けたら」等のシチュエーションでロールプレイングを実施した。
参加者からは、「ヒアリングすることで、より本音を引き出せると思うので、頑張りたい」「自分がどの方向を向いて、何をモチベーションに仕事をするか考えるきっかけとなった」「自分の未熟さを自覚し、いい人生に向けて出発したいと思った」などの感想が多く挙げられた。