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東建、八重洲にスタートアップ支援施設の初弾

「スタートアップという文化を、この八重洲・日本橋エリアにも定着させたい」などと語る福居常務

 東京建物(株)は24日、スタートアップ支援施設「xBridge-Tokyo(クロスブリッジトウキョウ)」をオープンした。

 JR「東京」駅から徒歩1分に立地する同社本社ビルの5階に開設。同ビルは「東京駅前八重洲一丁目東地区再開発」により2020年の取り壊しが決定しており、テナントが退去したスペースの有効活用策として期間限定でのオープンとなる。

 スタートアップ創出事業などを手掛けるXTech(株)(クロステック、東京都中央区、代表取締役:西條晋一氏)との共同事業。
 約300平方メートルのスペース中央に打ち合わせスペースを、その両側に事務所スペース計2ヵ所を設けた。座席は企業ごとの固定席となり計約60席。入口にはバースペースも設置している。すでにスタートアップ9社、ベンチャーキャピタル3社が入居している。

 同日開催したオープニングパーティで挨拶した東京建物取締役常務執行役員ビル事業本部長の福居賢悟氏は、「渋谷や六本木、あるいは東京駅周辺では大手町や丸の内というイメージが強いベンチャーやスタートアップという文化を、この八重洲・日本橋エリアにも定着させたい。このエリアは老舗企業がたくさんあり、そうした歴史のある企業こそ新しいことにチャレンジする人たちとの出会いを待っているはず。需要があればさらなる開設も検討し、当社だけでなく、まち全体で広がるような素地をつくっていきたい」なとど抱負を語った。

「xBridge-Tokyo」内観イメージ


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