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旭化成H、玄関アプローチにアウトドアリビング

玄関アプローチの「のきのま」イメージ

 旭化成ホームズ(株)は5月1日、玄関アプローチを使ったアウトドアリビングの新提案として戸建住宅「ヘーベルハウス のきのま ent(エント)」を発売する。

 玄関を大きく引き込むことでアプローチ空間を広くとり、最大2.6mと大きくせり出した深い軒で覆って半屋外空間「のきのま」を創出。床はウッドデッキなどのテラスとして仕上げ、大きな開口部で1階リビングと空間をつなげる。
 庭が取りにくい敷地でも、外構により道路側からの視線を適度に遮ることで、子供の遊び場、DIYといったさまざまな作業場、レジャー用品の整備場などに活用できる。近隣住民や来訪者を招き入れコミュニケーションを図る「玄関先」としても提案する。

 同社では「アウトドアリビング」として、「中庭」やベランダの半屋外空間「そらのま」、「屋上利用」など、住まいの一部を外へと開くことで自然を室内に取り込み、家族が楽しく暮らす提案を積極的に訴求してきた。中でも2階リビングを活用する「そらのま」は好評で、同社ユーザーの2階リビングの割合は年々増加、現在約2割以上に達する。その一方、依然8割近くが1階リビングを選択していることを受け、今回1階リビングを活用するプランでの「アウトドアリビング」提案を拡充した。

 「のきのま」発売にあたり、意匠性の高い「システム屋外デッキ」や「大判タイル」、ハンモックなどを吊り下げられる「ハンギングフック」などの外装アイテムを仕様化。また、1階リビングでは、大開口の「2.7m巾掃き出し窓」、道路から室内の人が見えない状態で十分な明るさが得られる「2.4m巾引き違い高窓」なども新たに提案する。

 販売目標は年間250棟。販売価格帯は従来品と同等。近郊郊外エリアを想定したモデルプラン単世帯住宅(ハイパワード制震ALC構造2階建て、延床面積116.21平方メートル)で2,950万円。

 27日に開催した記者発表会で挨拶した同社取締役兼常務執行役員の藤澤秀樹氏は、「GWは今年も4年連続となるアウトドアリビングのキャンペーンをやる。消費税増税を控えた今、好調なアウトドアリビングのプランを拡充し、さらに受注を伸ばしていきたい」などと述べた。

「ヘーベルハウス のきのま ent」外観イメージ


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