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ホームアウェイら3者が民泊促進の業務提携

 ホームアウェイ、(一社)全国古民家再生協会、楽天LIFULL STAY(株)は4日、古民家活用の認知拡大、地域活性化を目指した業務提携を締結。ホームアウェイが運営するバケーションレンタルのための物件として古民家を活用することで、国内外の旅行客に古民家や地域の魅力を発信し、長期滞在してもらうための取り組みを強化する。

 提携にあたり、全国古民家再生協会は、古民家を宿泊施設として利用する場合の基準となる「古民家宿泊鑑定」制度を設置。耐震性、気密性、快適性など20の項目を設け、同協会が認定する1万4,000人超の古民家鑑定士がそれぞれの古民家を鑑定することで、安心・安全な物件として認定する。鑑定済みの古民家には、「古民家宿泊鑑定済ロゴ」が発行され、ホームアウェイのサイト上でも鑑定済み物件として紹介される。

 併せて、同協会は「古民家オーナーズクラブ」を設立。1軒の古民家を複数名で共同所有することでその費用負担を軽減することができ、オーナーズクラブ内の他の古民家にも宿泊することが可能となる。

 ホームアウェイが世界7ヵ国の約1,000人に実施した調査結果では、同社のメインユーザーである家族・グループ層の9割以上が「古民家宿泊に興味を持っている」ことが分かった。同日行なわれた記者発表会で、同社日本支社長の木村 奈津子氏は「家族・グループでの長期滞在を好む訪日外国人にとって、古民家滞在は魅力的な旅行目的になることが期待できる」とし、今後は3者と地方自治体が連携して古民家の認知・価値拡大と地域の観光活性化の加速を目指す。


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