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三菱地所、自律移動型ロボット開発に着手

シークセンス社が開発中の自律移動型ロボット

 三菱地所(株)は15日、先端技術を活用した次世代型の施設運営管理の構築を目指し、自律移動型ロボットの開発を行なうSEQSENSE(シークセンス)(株)(東京都渋谷区、代表取締役CEO:中村 壮一郎氏)に、同日付で約5億円出資したと発表した。

 シークセンス社のロボットは、国際特許を出願中の独自の3Dレーザーセンサーを活用した自律走行が可能で、巡回の度に環境の変化を自動的に検出し、異常を発見することができる。また、各種センサーと高度なAI機能の搭載により、人間では発見が困難な火災の原因となる発熱の検知など多様なニーズへ対応できるが、実用化には多くの施設のさまざまな環境下で実証を行なう必要がある。

 今後両社は、実用性の高い自律移動型ロボットの開発に向けて互いに協力し、三菱地所が所有または運営管理するオフィスビル・商業施設・物流施設・空港・ホテル等への導入を検討。将来的には、ロボットの外部販売も目指していく。


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