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六本木ヒルズで外国人向け防災イベント/森ビル

「VR防災車」体験の様子

 森ビル(株)は17日、六本木ヒルズで港区と共催による防災イベント「みなと防災フェスタ」を初めて開催。外国人含め1,000人超が集まった。

 区民全体の約8%にあたる約2万人の外国人が居住する港区エリア全体の防災力向上を目的として、港区国際防災ボランティアによる英語での解説に加えて、近年全国の自治体でも導入が始まっている「やさしい日本語」(外国人に分かりやすい日本語として、災害が起きたときに有効な言葉)を用いて、震災対策や防災に関する参加者の意識の向上と基礎知識の習得を推進。全16種類の体験や展示コーナーの中には、ヘッドマウントディスプレイを装着して、地震・火災・風水害の災害を疑似体験できる最新鋭の「VR防災車」体験も用意した。

 外国人のイベント参加者からは「防災に対する知識を得ることができた。実際に災害が起きた場合も、混乱せずに行動ができるようになるため、とても有益だと感じた」(フランス人男性)、「さまざまな災害の疑似体験ができるため、とても勉強になった」(デンマーク人女性)などの声が挙がった。


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