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景気DI、「建設」「不動産」が改善/TDB

 (株)帝国データバンク(TDB)は4日、2018年6月の「TDB景気動向調査」の結果を発表した。調査対象は2万3,149社、有効回答数は9,694社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は49.0(前月比0.4ポイント減)と、3ヵ月連続で悪化した。国内景気は、貿易摩擦の拡大で不透明感が強まる中、原油高などを受けてコスト負担が増加したことで弱含んだ。

 業種別にみると、10業界中8業界が悪化。「建設」「不動産」は改善した。

 「建設」のDIは、51.9(同0.1ポイント増)で、「東京五輪施設などで2年先まで仕事量が確保されている」や、「分譲住宅会社の着工数が引き続き高い水準で維持されている」といったコメントがあった。

 「不動産」のDIは、51.1(同0.1ポイント増)で、「国内大企業による巨額で大規模な民間設備投資が増加している」、「貸事務所の引き合い、受注物件が多少増えている」といった声が寄せられた。

 企業規模別では、「大企業」が51.3(同0.3ポイント減)、「中小企業」は48.5(同0.3ポイント減)、「小規模企業」は47.6(同0.5ポイント減)と、すべてで悪化している。


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