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景気DI、猛暑の影響で4ヵ月ぶりに改善/TDB

 (株)帝国データバンク(TDB)は3日、2018年7月の「TDB景気動向調査」の結果を発表した。調査対象は2万3,112社、有効回答数は9,979社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は49.5(前月比0.5ポイント増)と、4ヵ月ぶりに改善した。集中豪雨が被災地を中心に企業活動の停滞を招いた一方、猛暑や賞与が消費を刺激。国内景気は足踏み状態となった。

 業種別にみると、10業界中8業界が改善し、2業界が悪化。「不動産」の景気DIは50.5(同0.6ポイント減)。「オフィスビルの空室率が下がっていることに伴い、一部では賃料も上がってきている」という声がある一方、「売買物件、賃貸物件ともだぶついている。特にローコストの建売の在庫が多く、中古住宅が売りにくい状況」といった声も挙がっている。

 「建設」は52.8(同0.9ポイント増)と3ヵ月連続で改善した。

 企業規模別では、「大企業」が51.8(同0.5ポイント増)、「中小企業」は48.9(同0.4ポイント増)、「小規模企業」は48.1(同0.5ポイント増)となった。


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