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ベトナムでマルチテナント型物流施設

10月に着工予定の「フェーズI」完成予想図

 大和ハウス工業(株)は5日、ベトナムの工業団地において同社初のマルチテナント型物流施設「D Project Rental Warehouse-Loc An Bihn Son(ディープロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン)」の計画を公表した。

 同社は、2011年に双日(株)等と共同で、敷地面積270haに及ぶ「ロンドウック工業団地」を開発。企業誘致や工場建設を進めてきた。今回開発するのは、そこから南へ約15kmに位置する「ロックアンビンソン工業団地」内。6月に同工業団地の事業主体であるVRGロンタン投資開発(株)と、総敷地面積13万6,200平方メートルの土地の賃貸借契約を結び、同物流施設計画に着手した。総事業費は約33億円。

 同施設は、高速道路の「ロンタンIC」から約8km、ホーチミン市より約40km、さらに25年に開港予定のロンタン国際空港にも直線距離で約3kmと、物流施設としてのポテンシャルが高いエリアに立地。

 建物は「フェーズI」と「フェーズII」の2棟で構成。建物は共に鉄筋コンクリート造平屋建て(一部2階建て)。「フェーズI」は敷地面積6万6,000平方メートル。6テナントに合計3万2,000平方メートルを貸し出す計画。10月1日に着工し、19年6月に竣工する予定。「フェーズII」は、敷地面積6万6,600平方メートル。6テナントに合計3万平方メートルを貸し出す計画。19年7月に着工し、20年3月に竣工する予定。


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