不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

神谷町のまちづくりビジョン策定/森トラスト

 森トラスト(株)はこのほど、国際的な拠点として整備が進む、東京都港区虎ノ門「神谷町」(旧町名)エリアのまちづくりビジョンとして、未来を創るまち「神谷町God Valleyビジョン」を策定した。

 同エリアは、霞が関など行政機能に隣接した都心中枢部にあり、各国大使館やグローバル企業が集積し、外国人コミュニティが形成されてきた地として知られている。都内最大級の国家戦略特別区域特定事業「東京ワールドゲート」(2020年3月竣工予定、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅直結)をはじめ、多くの大型開発が進み、東京を代表する国際的な拠点として整備が進められている。

 同社では、17年に新コーポレートスローガン「Create the Future」を策定し、30年より先を見据え、「わくわくするような未来の創造」に向けて、多面的な取り組みを行なっている。今回策定したビジョンもその一環で、神谷町が「世界が注目し、新たな価値が生まれるグローバル&クリエイティブなエリア」へと発展する未来を目指していく。ビジョン実現に向け、「SDGs~持続可能な社会の実現~」「オープンイノベーション~新たな価値の共創~」「スマートテクノロジー~未来のワーク・ライフスタイルの創造~」「ウェルネス~エリアにおける活力の創出~」の4つの柱を定めた。

 また、アクションプランとして(1)「まちづくりの中でのSDGsの促進」、(2)「クリエイティビティを高めるエリア空間の構築」、(3)「未来のテクノロジーや次世代サービスの導入」、(4)「多様なコミュニティの形成」、(5)「エリア連携イベントの開催」を展開していく。

 「城山トラストタワー」をはじめ、同社保有施設において店舗・オフィスロビー等のバリューアップを進めるなど、スマートでストレスフリーな環境や交流促進機能を順次提供していく計画。

 また、エリア内の企業・団体と連携し、セミナー等を含む交流会や文化・スポーツ振興イベント、オープンイノベーションに向けたフォーラムなど、各種エリアイベントを開催する予定。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら