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祐天寺駅ビルに「保育園連携型オフィス」/東急電鉄

「東急祐天寺駅ビル」外観
「KBCほいくえん祐天寺」(2階)内観

 東急電鉄(株)は9月28日、10月1日に開業する複合型施設「東急祐天寺駅ビル」を、報道陣に公開した。

 東急東横線「祐天寺」駅直結。敷地面積約936平方メートル、延床面積1,996平方メートル、鉄骨造地上6階建て。1階が商業施設、2階が保育園、3~6階はオフィスとなる。

 商業施設「etomo(エトモ)祐天寺」(1階)は、スーパーマーケットの他、ドラッグストアやATMなど、7店舗で構成。また、同施設・駅を通り抜ける自由通路も整備し、まちの回遊性を高めた。

 東急グループの子会社が運営する保育園「KBCほいくえん祐天寺」(定員48名)は、東京おもちゃ美術館とコラボレーションした木の温かみを感じる内装デザインを採用。オフィスの入居者は同保育園に優先的に子供を預けることができ、子供の様子を見守りながら仕事ができる。また、オフィスと保育園との連携・交流を深めるため、入居者のみならず園児・保護者が利用できるシェアラウンジを6階に設置。保護者のワーキングスペースとしても利用でき、子育て世代の幅広い働き方を支援する。
 オフィス部分は、約30~50平方メートルのスモールオフィス20区画で構成。都内で約40施設のシェアオフィスを運営する(株)リアルゲイトが企画・運営。1名で利用できるフリーデスクプランも設けた。さらに、屋上のルーフトップテラスはワーカーのリフレッシュスペースとして開放。園児との交流を生むイベントスペースとしても活用する予定。

6階のシェアラウンジ。入居するオフィスワーカーのみならず、園児の保護者がワーキングスペースとして利用できる
屋上のルーフトップテラス。園児の散歩コースとしても使用し、オフィスワーカーとの交流を育む場とする


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