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大森に生活密着型商業施設の第1弾/MCUD

「マチノマ大森」外観

 三菱商事都市開発(株)は、生活密着型商業施設ブランド「マチノマ」の展開を開始。11月1日、第1弾となる「マチノマ大森」(東京都大田区)をグランドオープンする。

 「マチノマ」は、かつて地域コミュニティの中心であった「よろず屋」と暮らしの中心であった「茶の間」の融合が施設コンセプト。生活利便機能に地域のコミュニティ創出機能をプラスしている。

 「マチノマ大森」は、京急本線「大森町」駅より徒歩10分、JR「大森」駅よりバス10分に立地。敷地面積約8,400平方メートル、延床面積約2万3,000平方メートル。地上5階建てで、1~3階が店舗、4~5階が駐車場および屋上。店舗面積は約9,000平方メートルで店舗数は40店舗。1階にはスーパーマーケット「ライフ」、2階にはフードコートが開業する。

 地域コミュニティの創出を目的に3階にコミュニケーションスペース「マチノマノマ」を設置。(株)リビタを運営パートナーに、にぎわいのある空間を創出した。大田区は、町工場が多くものづくりのまちとして知られることから「食+ものづくり」をテーマに、オープンキッチンやラウンジを設け、料理教室やものづくりのワークショップなど年間約100回のイベントを開催していく。

 29日に開催したマスコミ向け内覧会で、同社執行役員開発第二部長の神崎圭輔氏は「当社はこれまで非日常の演出をテーマに都心の商業施設を開発してきたが、今後、求められる商業施設として今回、生活密着型のブランドを立ち上げた。地域コミュニティ創出というコンセプト、比較的小規模でも展開しやすい点から全国での展開を考えている」などと述べた。

「マチノマノマ」


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