不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

田畑価格・賃借料とも下落/JREI

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は30日、2018年3月末現在の「田畑価格及び賃借料調」「山林素地及び山元立木価格調」結果を発表した。農地事情を最もよく反映するとみられる市町村約1,500を選定、市町村役場または農業委員会などに調査票を送付し得た回答を集計している。今回の回収率は70.6%。

 全国平均の普通品等10a当たりの価格は、田が71万1,164円(前年比1.9%低下)、畑が43万4,523円(同1.2%低下)。田価格は1993年以降26年連続の下落、畑価格は92年以降27年連続の下落となり、いずれも1977年の価格に近い水準にまで低下している。

 賃借料についても、田が9,035円(同1.4%低下)、畑が5,090円(同0.8%低下)と低下。

 普通品等10a当たりの山林素地価格は、用材林地が4万2,262円(同1.3%低下)、薪炭林地が2万9,235円(同0.9%低下)で、共に1992年以降27年連続で低下。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら