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銀座にザ・ゲートホテル旗艦店/ヒューリック

「ザ・ゲートホテル東京 by HULIC」(4~13階に入居)外観

 ヒューリック(株)は14日、自社で運営するザ・ゲートホテルブランドの旗艦店「ザ・ゲートホテル東京 by HULIC」(東京都千代田区、客室数164室)を開業する。

 ザ・ゲートホテルは、個人をターゲットにした宿泊主体型ブランドで、「東京」は、2012年に開業した「雷門」に続く第2弾。10月に開業した「HULIC SQUARE TOKYO」の4~13階に入居する。東京メトロ「銀座」駅徒歩1分、JR「有楽町」駅徒歩3分など3駅4路線の利用が可能。敷地面積は約1,530平方メートル、延床面積は9,100平方メートル。

 「華」と「粋」をコンセプトにデザイン。天井が高く開放的なロビーラウンジには、テラス席を設置したほか、13階に一部宿泊客向けのプレミアムラウンジも設けた。

 客室はアッパーミドル層を対象に6タイプを用意。主客室は「Classy(クラッシー)」(83室、34~36平方メートル、1室1名4万4,000円~)と「Luxe(リュクス)」(14室、42~52平方メートル、1室1名6万2,000円~)。
 「クラッシー」は2つの洗面台やハリウッドミラーを設置し、窓辺にソファーを配置したゆとりある空間を創出。「リュクス」は晴海通りに面したコーナールームで、大きな窓から有楽町や丸の内方面の眺望が楽しめる。
 また、最上階13階の「THE GATE(ザ・ゲート)」(1室、73平方メートル、1室1名11万2,000円~)には、ジャグジー付きの宿泊客専用のルーフトップテラスを設けた。

 同ブランドホテル展開については、「立誠京都」(京都市中京区、客室数185室予定)、「両国」(東京都墨田区、客室数126室予定)が開発中のほか、札幌(2023年開業予定)、大阪・福岡(2024年開業予定)なども計画している。観光集客力に優れたエリアを中心に、今後10件程度の目途がついている状況。

 6日、マスコミ向け見学会で挨拶した同社代表取締役会長の西浦三郎氏は、「開発中物件を含めた『ザ・ゲートホテル』、高級温泉旅館『ふふ』その他ホテル投資・出資分を合わせて約8,000室の規模まで到達する予定。できるだけ早く1万室までもっていき、観光ビジネスを一つの柱に育てていきたい」などと抱負を述べた。

晴海通りに面し、大きな窓から眺望が楽しめる「リュクス」
天井が高く開放的なロビーラウンジには、テラス席を設置


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