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名古屋・中日ビル建替事業に参画/三菱地所

「中部日本ビルディング」建て替え後イメージ

 三菱地所グループは、「中部日本ビルディング(中日ビル)」(名古屋市中区)の建替事業に参画する。

 事業主は中部日本ビルディング(株)と(株)中日新聞社。三菱地所(株)がプロジェクトマネジメント支援業務、(株)三菱地所設計がコンストラクションマネジメント業務を手掛ける。建て替え後のビルには(株)ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが出店する予定。約250室の宿泊主体型を予定しており、中部エリアのフラッグシップホテルとして、デザインに富んだ高級感のある空間づくりを目指す。

 敷地面積約6,857平方メートル。1966年築、延床面積約8万4,492平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造地上12階地下4階建ての建物を、延床面積約11万3,000平方メートル、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上31階地下4階建てに建て替える。高さ約170m。同ホテルのほか、事務所(基準階面積約2,300平方メートル)、商業施設、多目的ホール(約600席)、駐車場、地域冷暖房施設が入る予定。「国際的な都心型MICE機能の強化とにぎわい交流機能の高度集積」「エリア回遊性の強化」「環境への配慮と防災対策」をテーマに、東西・南北に通り抜け通路を整備するほか、最先端の耐震技術を導入。自然採光、緑化、最新技術導入などで名古屋市内トップレベルの環境性能を目指す。

 都市再生特別地区活用による、容積率約1,470%(基準容積率948%)を確保する予定。中部日本ビルディングは15日、同地区の指定を受けるための提案書を名古屋市に提出した。

 現・中日ビルは3月31日で閉館。解体が2019~20年度、新築が20~24年度を予定。


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