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築地にクリエイター向けコワーキング

クリエイター向けコワーキングスペース「DMZ WORK」

 映像制作業界向けクラウドサービスを提供する(株)ねこじゃらし(東京都中央区、代表取締役:川村 ミサキ氏)は26日、クリエイター向け完全会員制のコワーキングスペース「DMZ WORK」(東京都中央区)のオープンに先駆け、プレス向け見学会を開催した。

 同社が入居しているオフィスビルの2階に開設。専有面積は258.18平方メートル。個室12部屋(4.1~22.3平方メートル)、会議室2部屋(5・6人用)を設け、最大38人が利用できる。

 クリエイターが仕事場の環境で重視することを把握するため、現役クリエイター100人を対象にアンケートを実施。「静かで集中できること」「他のメンバーと交流があること」「機密情報がしっかり管理できること」「作業机が広いこと」などの上位回答をもとに、求められる要素を盛り込んだコワーキングスペースを実現した。

 個室の一面にはガレージを思わせる跳ね上げ扉を採用し、自由に開閉できる仕様に。長時間座っても疲れないチェアや、27インチモニターを2台並べられる幅広のデスクを用意。全室鍵付きの個室とし、会話からも情報が漏えいしないよう「サウンドマスキング」システムを導入、スピーチプライバシーにも配慮した。また、全室調光および調色できる照明を導入、真っ暗から自然光に近い明るさまで調整することができる。中央のフリーワークスペースにはソファ席とデスク(6席)を設け、利用者同士の交流を促す。6階にあるカフェスペースも自由に利用でき、イベントスペースとしての貸し出しも行なう。

 見学会で挨拶した川村社長は、「2006年の創業以来、1,000社を超える企業にクラウドサービスを提供してきたが、バーチャルだけでなくリアルなワークスペースも提供したいという思いを形にした。“地を築く”という意味の築地が、クリエイティブとイノベーションの発信地になることを期待したい」などと話した。

 月額利用料は1人につき3万円。個室利用の場合は、別途月額6万3,000~32万9,000円がかかる。
 オープンは3月1日。すでに3人の入居が決まっており、10数件の問い合わせがあるという。

個室の跳ね上げ扉は開閉が自由に行なえる
カフェスペースではイベントスペースとして利用することも可能


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