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全館空調を住宅事業者に外販/地所ホーム

「エアロテック」

 三菱地所ホーム(株)は30日、全館空調 「エアロテック」を、全国の住宅事業者に外販する「エアロテック・アライアンス事業」を開始すると発表した。

 近年、全館空調に対するニーズが高まり、販売に意欲的な住宅事業者も増加傾向にある。そこで、同社の全館空調についての運用の知見・ノウハウを住宅事業者に提供し、機器の供給および導入に伴う業務を支援、住宅市場のニーズに応えていく。

 同社施工エリア外で事業を行なう住宅事業者とアライアンス契約を締結。「エアロテック」および導入に伴う業務支援(営業支援・設計支援・施工支援)を有償で受託するスキームにより、全国の住宅事業者へ「エアロテック」の供給・支援を可能とする。

 現在は、東北・北関東エリアで注文住宅事業を展開する(株)北洲と業務受託契約を締結。「エアロテック」販売開始に向けて、両社で検討を進めている。

 同事業の受託を行なうため営業アプローチを開始するほか、事業の本格展開にあたり、体制整備に向け、経営企画部内に新事業創造室を新設する。

 同日会見した同社代表取締役社長の加藤博文氏は、「施工エリアである首都圏・関西圏以外の企業からエアロテック導入の要望が高まったため、今回、北洲さんとの業務受託契約と皮切りに全国展開を図る。商品の認知度はまだまだだが、気候変動や増加する高齢者のヒートショック対策など、今後もニーズは高まるだろう、将来的には、海外での展開も視野に入れている」などと述べた。


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