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日鉄興和、単身者向けオリジナルキッチン開発

オリジナルキッチンのイメージパース。左から全体、上部の吊り戸棚、コンロ下収納

 日鉄興和不動産(株)は、新たに単身者向けオリジナルキッチンを開発。都心型コンパクト分譲マンション「リビオレゾン」シリーズへの導入を開始する。

 同社が運営するシングルライフのための暮らし・住まいの研究所「+ONE LIFE LAB」(プラスワンライフラボ)と、生活情報誌「オレンジページ」を発行する(株)オレンジページとの共同開発。両者は2018年3月、単身者向けの「もっと料理上手になるキッチン」をテーマに、設備・仕様を研究する「Plus Kitchen Project」を立ち上げ、Web調査やワークショップ活動を行なってきた。

 今回のオリジナルキッチンは、プロジェクトで導き出した「作業スペースが狭い」「収納が足りない、使いにくい」「コンロの周りが汚れやすい」といった課題を念頭に、リビオシリーズで導入している1,500mm幅のキッチンをベースに開発。「手入れに手間がかかる」「あまり利用しない」という回答が多かったグリルを除いたコンロを導入することで、作業スペースや収納スペースへの割り当てを増やし、通常25cmの作業スペースを約40cmまで拡張。コンロ下には3段収納を組み込んだ。さらにレシピ本を見ながら料理ができるようレシピホルダー付き吊り戸棚も設置。コンロ周りの汚れ対策として、汚れが付きづらいホーロー素材も採用した。今後も継続して、プロジェクトで出たアイディアを随時取り入れ改良していく。

 第1弾として、19年12月竣工予定の「リビオレゾン王子飛鳥山」(東京都北区、総戸数36戸)の一部住戸に導入。今後は、標準搭載とオプション設定のマンションをそれぞれ供給する予定で、「王子飛鳥山」の販売状況を見ながら今後の導入を検討していく。
 なお、「リビオレゾン王子飛鳥山」は、JR線「王子」駅徒歩4分に立地。鉄筋コンクリート造地上14階建て、敷地面積249.71平方メートル、延床面積1,653.96平方メートル、住戸専有面積31.51〜56.51平方メートル、間取り1LDK・2LDK。予定販売価格は3,200万円台~6,200万円台、最多価格は3,600万円台。入居開始は20年3月上旬の予定。


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