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都心Aクラスビル空室率、3四半期連続1%割れ

 三幸エステート(株)は1日、(株)ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」(2019年第2四半期(4~6月)版)を公表した。

 東京都心部のAクラスビル(延床面積1万坪以上、基準階床面積300坪以上、築年数15年以内)の坪当たり賃料は、4万1,392円(前期比2,659円上昇)と、08年第3四半期以来の4万円台となった。空室率が0.9%(同0.3ポイント上昇)と3四半期連続で1%を下回るなど引き締まった需給バランスを背景に、11年第3四半期を底値に賃料の上昇傾向が続く。ただし、空室率が0.3ポイント以上上昇したのは17年第1四半期以来で、前期をボトムに底打ちに転じる可能性があるとした。

 Bクラスビル(基準階面積200坪以上でAクラスに含まれないビル)は、坪当たり賃料は2万2,609円(同1,297円上昇)と再び上昇。空室率は0.7%(同0.1ポイント上昇)と5期連続で1%を下回っている。

 Cクラスビル(基準階面積100坪以上で200坪未満、築年数制限なし)は、坪当たり賃料が1万9,366円(同605円上昇)で小幅ながら4期連続の上昇。空室率は0.8%(同0.2ポイント上昇)と4期連続上昇。品薄感は強いものの、A、Bクラスビル同様、空室率は底打ちに向かう可能性があるとした。


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